2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

郵政民営化の参考文献

郵政民営化が槍玉に挙げられている。確かに、民営化のやり方におかしなところがあり、例えば競合する企業が参入できないような規制があるなど問題点は多々あるが、それでも私は民営化の方向は良いと考えている。それに対し、マスコミが飛びつき、一般受けす…

関連すること

最近、twitterで宮下公園の話題が盛んのよう。私のエントリはこちら。 また、「リバタリアニズムの多面体」がこちらでも取り上げられていた。私のエントリよりも鋭い解説。

ベーシックインカムについて考える

ベーシックインカムの議論が盛んだ。Mフリードマンも「負の所得税」という形で取り上げており、リバタリアニズムとは無縁ではない。 私自身は、ベーシックインカムは諸刃の剣だと考えている。支給額を増やせば共産主義的になり、支給額を減らしていけば古典…

市場による民主主義

リバタリアニズムは民主主義に対しても否定的である。多数決は少数派の意志を踏みにじることになるからだ。 だが、歴史的にみれば大多数の人が自分の意志を反映させる機会を得たというのは自由の観点からも重要なことであろう。正確には、私有財産を認めるこ…

教育は格差を小さくするのか

資本主義・自由市場のもとでは、突出した資産家もごく少数生み出すが、大部分の人の格差は小さくなる。また、資本主義および市場は一貫して生活水準も引き上げてきた。この辺りの話は、一部の目につく部分に惑わされバイアスがかかりやすいのか、誤解されて…

アメリカの地下経済

「ヤバい経済学」で有名になった異色の社会学者の本。私自身はアナルコキャピタリズムへの足がかりとして読んだ。 アナルコキャピタリズムの社会と違い、描かれる世界は貧しい。それでも司法の力があまりあてにできない状況で、治安問題や取引を巡るトラブル…