2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

対立

選挙の度に、都市部と地方の対立ということがテーマになる。自分では、地方でも県庁所在地やそれに匹敵するような人口規模の街は「都市」に分類し、それ以外を過疎の地区に分類した方がいいと思っていた。デジタルデバイドも郵政民営化も、この区分の方がメ…

   ライブ・経済学の歴史

小田中直樹著 市場対国家を読んで、今までのところ国有企業や規制に守られた企業がうまく行っていないこと、従って規制緩和と小さな政府が理念としては世界的な潮流になっていることを大雑把につかんだ。次の問題は、全くの手放しでは行けないから、どのよう…

     郵政民営化に関する断片的な考え

最近アップしたテキストは、書評と自分の意見が入り交じったものになっています。わかりにくいと思ったので気になることを別にまとめていきます。 民営化は必須か 規制緩和の流れからすると、郵政もいずれは民営化する方がよいだろうとは思う。しかし、どの…

   クルーグマン教授の経済入門

ポール・クルーグマン著 私は、経済学の専門家ではないので、専門家がどのような考えで現実を見ているか知りたかった。読みやすくて内容もよいという評判のこの本に取り組んだ。 いかにもアメリカの優秀な学者らしいと思ったのが、「たくさんの人の生活水準…

  市場対国家 上下

ダニエル・ヤーギン ジョゼフ・スタニスロー著 国家*1が様々な形で市場に介入すること、あるいは、市場のない共産国家では国家そのものが計画・生産・分配を行うことについての問題点を丹念にまとめあげている。丁度今の郵政民営化にタイムリーな内容である…

    郵政民営化を切り口に

今回の選挙は郵政民営化の是非を問う選挙だと自民党小泉は言う。しかし、どの党も、民営化することのメリットデメリットはあまり語らない。たまたま、経済に関する本を続けて読んでいたので書評と絡めて郵政民営化を考えてみる。