ライブ・経済学の歴史

小田中直樹
市場対国家を読んで、今までのところ国有企業や規制に守られた企業がうまく行っていないこと、従って規制緩和と小さな政府が理念としては世界的な潮流になっていることを大雑把につかんだ。次の問題は、全くの手放しでは行けないから、どのように、かつ、どのくらい規制するか、だと思っている。ケインズマネタリストの対立はまだ決着がついていないように思う。*1
ライブ・経済学の歴史では、時代背景と絡めて経済学の主要なテーマになってきた「分配、再生産と価値、生存、政府、効用、企業、失業」の七つを取り上げ、それらについて経済学者の思想を簡便に解説するというスタイルを取っている。

選挙も終わってしまったけれど、郵政民営化に付いては「政府」の問題だろうし、あまり大きく取り上げられなかった年金問題は「分配と政府」の問題だろう。今でも未解決の問題は多数あると実感。

*1:素人なので間違っているかも