2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アナルコキャピタリストの行う福祉

アナルコキャピタリストは、政府がない世界では貧困が少なくなり、自発的な援助が行き渡ると説く。これに対し、現状でアナルコキャピタリストは自発的な援助をしているのかという批判がある。私自身は、最も有効な福祉を実践しているあるいはしようとしてい…

派遣禁止について

派遣社員という制度が制限されそうである。派遣社員という立場の人の中には正社員を希望したがなれなかった人がいるはずだ。この不況のさなか、正社員になるのは好況のときより難しいはずだ。派遣という働き方すらできなくなればますます苦しくなると思うの…

自由と平等は両立するか

anacapさんのつぶやきに触発されたエントリー。 富める者は富み、そうでない者も富むというのが資本主義であり自然です。市場は中流下流を引き上げる最も良い仕組みです。担保すべき平等というのがあれば自然権だけでしょう。 anacapさんの説明は簡潔かつわ…

それでも市場がよいのだ

市場という言葉のイメージは年々低下しているような気がする。資本主義の暴走と言う言葉もある。そこでイメージされるのは、自主的な歯止めのきかない市場というものだろうか。しかし、市場の市場つまりメタ市場というものがあることに注意されたい。典型的…

犯罪を取り締まるコスト

蔵さんのエントリーより。 残念なことに、常に擬態をする人間(と動物)はいる。人々が望ましいと考えるような活動は、普通は本人に様々なコストを支払わせるが、無名性の強い資本主義社会では、善意を装うことによって他人からの信頼を受けて、それを換金す…

福祉国家とアナルコキャピタリズム

不況のため、自由主義への風当たりは強い。しかし、福祉国家あるいは社会主義・共産主義を支持する人々の批判は的外れである。福祉国家を支持する人々が本気なら、アナルコキャピタリズムを支持するはずだし、その世界で救われない人がいることはあり得ない…