2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

差別と自発的援助の勧め

差別の勧め すべての人をまんべんなく助けることはできない。公的な福祉が必要だと考える人でも、その対象は様々なはずである。アルコール依存症の人なのか、家のない人なのか。資産があっても難病で苦しんでいる人は助ける対象になるのか。どのような人を助…

福祉撤廃に反対する人

公的な福祉を撤廃することに反対する人がいるのは、ある意味安心である。彼らはリバタリアニズムの世界において自発的にお金を出す可能性が高いはずだからだ。

差別の効用

リバタリアニズムの世界では差別を肯定する。個人の考えを大切にするということは必然的に差別を肯定することに向かうのだ。 例えば、禁煙の問題。私的空間である店内を禁煙にしようが、喫煙可にしようが、分煙にしようがそれは店主の自由である。しかし、そ…

生活保護を受けている人間は旅行してよいのか

リバタリアンは自由を尊重する。それは私的所有権を尊重するということでもある。従ってリバタリアンから見ればタイトルの問題提起は、あまり意味がないことになる。むしろ、生活保護でもらったお金の正当性に目が向くと思う。つまり他人の財産が政府により…

宮下公園問題、なぜナイキか

ざっと宮下公園の問題をネットで検索してみてもほとんどの記事はナイキによる運営に批判的である。 私自身も「なぜナイキか」という疑問を持っているが、ほとんどの人の視点とは違う。ほとんどの人は、大企業が運営するという事自体に反対なのであろう。 私…

高速道路無料化

民主党がマニフェストに掲げた高速道路無料化が議論になっている。完全に無料化にすれば都市部で渋滞が発生するというのは事実であろうが、そもそも道路が無料というのが間違いである。道路を公有にする必要はない。すべての道路を民営化して利用者が費用負…

リバタリアニズムと差別、機会の平等

リバタリアニズムにおいては、差別を肯定するが、結果的に差別を減らすにはリバタリアニズムが最良である。また、リバタリアニズムにおいては、機会の平等も否定されるが、実質的にそれに近い状態を作り出すにもリバタリアニズムが最良である。

独占について

帰結主義的なリバタリアンの結論とほぼ同一なのだが、自然権的リバタリアン、ロスバードの議論を核に自分の意見をまとめておく。(ロスバードの見解については、越後和典氏の「競争と独占」に詳しい) まず、技術革新による自然独占は何ら問題にならない。技…