差別と自発的援助の勧め

  • 差別の勧め

すべての人をまんべんなく助けることはできない。公的な福祉が必要だと考える人でも、その対象は様々なはずである。アルコール依存症の人なのか、家のない人なのか。資産があっても難病で苦しんでいる人は助ける対象になるのか。どのような人を助けるかは、人によって様々であるに違いない。従って困っている人を助けるという行為は実に差別的なものになるはずである。

  • 政府を縮小し自発的な援助をしよう

では、困っている人を助けることに決めたとしよう。税金を納め、その税金で援助することは正しいだろうか。あなたの善意のお金は別のことに使われてしまう可能性が高い。本当に困った人を助けたいのなら、税金を引き下げ*1、そのお金を直接、自発的な援助に振り向けるべきだ。その方がより有効な援助ができるだろう。

  • 予想される反論1、個人のお金でできることはたかがしれている

政府のお金もたかがしれたお金の集合である。むしろ政府を通さない方が無駄が減るはずである。

  • 予想される反論2、救われない人が出てくる

政府を通した福祉ですべての人が救われているか現実を見てみよう。

*1:アナルコキャピタリストは無政府が正しいと考えるがここではだいたいの議論としよう