増加する農地

ブラジルのセラードは元々農業には全く向いていない不毛の土地であったが、鶏糞や石灰分を投入することで大豆やコーヒー豆の生産地となった。今も開墾は進んでいる。たとえ生産性が向上しなくとも、少なくとも当面生産量を増やすことは可能である。つまり、農業の生産量の向上には、単位面積あたりの生産量の向上以外に、今まで不毛とされてきた土地を農地に改良することも寄与している。これも技術革新が生活を豊かにしていくことの一例である。