農業の生産性と食料危機

参考文献 ビョルン・ロンボルグ著 「環境危機をあおってはいけない」、アマルティア・セン著 「人間の安全保障」・「貧困の克服」より

人類が農業を始めて以来、着実に生産量、生産性は高まっている。この先どこまで生産性が高まるかはわからないが、少なくとも現時点では食料は余っている。食料危機が起きるとすれば、食料の移動制限や紛争など市場がスムーズに働かないためである。つまり食料不足イコール飢饉ではない。現代の飢饉は人災であって天災ではないのである。