国家はいらない

国家はいらない・蔵研也著読了。上記の前著とは違い、税金がいかに無駄に使われているかに切り込んだもの。著者も最後のあたりで触れているが、リバタリアンのみならず対極的な平等主義者にとっても読む価値のある本になっている。税金によって新しい差別が発生しているのがよくわかるからだ。古典的自由主義者からアナルコキャピタリストまで立場は色々あろうが、少なくとも政府機能の制限が大幅に可能であることをはっきりと立証しているように思う。