原田泰

原田の書くエッセイは簡潔でありながら鋭く福祉国家をえぐっている*1。原田自身の立場は古典的自由主義者だろうと思う*2が、リバタリアニズム入門としても優れた本を何冊も書いている。お勧めは、「日本国の原則」と「なぜ日本経済はうまくいかないのか」の二冊。儒教共産主義も人々を豊かにしなかったという内容が何度か出てくるが、全く同感。トマス・ソーウェルみたいに歴史や時事問題について鋭いエッセイを書き続けてほしい。

*1:蔵さんの本に好意的なコメントをつけたことがあるはずだ

*2:金融政策に関してはリバタリアンからの反論は多いかもしれない