無神論

たまたま蔵さんと人間行動の生物学的基盤に付いて議論していることもあって「神はなぜいるのか」を取り上げたつもりだった。意外に好意的なコメントをリバタリアニズムつながりの人たちから頂いたのでもう少し書いてみよう。

無神論リバタリアニズムに付いて。
無神論者は左翼になると唱える人もいるが、このように無神論者でリバタリアニズムに至る人も充分いるわけだ*1。ただ、他人がどのような信仰を持とうが干渉しないという点ではリバタリアニズムと宗教は共存できるように思う。個人的には、宗教からの価値観の提供に対してリバタリアンは干渉と捉えるのではないかと考える。この点では、ランドのような「神を持ち出さなくても人間は倫理を構成できる」という意見に賛成である。

参考 無神論者の主張など。

  • 神がヒトを作ったというなら、なぜヒトの脳はこんなにも寄せ集めで場当たり的な構造なのか。
  • 動物のような複雑なものは神にしか作れないというなら、その複雑なことができる神は何が作ったのか。
  • 神が全知全能の存在なら、持ち上げられない石は作ることができるのか(ノージックも考えることを考えるで取り上げている)

*1:どちらが先か、思想に因果関係があるかは別にして