アフリカにおける奴隷の捕獲、その後の扱い

参考文献 トマス・ソーウェル「征服と文化の世界史」 アフリカ人、ウィリアム・バーンスタイン「華麗なる交易」より

最初に断っておくが、奴隷制に賛成ではない。奴隷制の悲惨な実態をメモしておくことにより、いかに自由が大切か示すことができたらと考えている。なお、奴隷の「価格」と言うショッキングな言葉を使っているのも同様の理由である。

アフリカ内部の部族はアフリカの海岸部族により捕獲され、ムスリム国家の奴隷商人やヨーロッパの奴隷商人に売り飛ばされた。奴隷運搬船の内部での死亡率は極めて高かった。アメリカと比べブラジルではアフリカから奴隷を運搬してくる費用が安かったため、結果的に奴隷の価格も安かった。そのため奴隷が死亡しても補充すれば良いという考えで奴隷を過酷に扱った。