年金問題

原田泰氏の「日本国の原則」を読んだ。広い意味でのリバタリアニズムに属する本と考えてよいと思う。規制の撤廃が経済発展を促すという当たり前のようなことを史実に基づいて丁寧に解説している。
年金問題に付いても、国際比較、納めた額の二つを根拠に現在の高齢者はもらい過ぎと喝破する。高齢者イコール弱者のような報道がなされることがあるが、ほかの世代から過剰に所得を移転することを正当化できるとは思えない。