親子三代にわたる生活保護

ニュースでタイトルの内容に付いて取り上げていた。
この手の問題でいつも思うのは、親が生活保護だからという環境要因が重視されるが、遺伝的な要因に付いてだれも触れないなということである。もちろん、生活保護になる遺伝子などはないが、困難にチャレンジする傾向、問題処理能力などは親に似ている部分があるはずである。
同じニュースで生活保護のお金をもらったらすぐギャンブルやお酒につぎ込む人も取り上げられていた。私は自己決定権を尊重したいのでそれは本人の勝手であるとの立場を取るが、気分が良くないのも事実だ。ただ、このような人たちは広義の時間選好と言うか、先のことをどれくらい重視するかという部分が現代社会にマッチしていないのだろう。
遺伝的な傾向にある程度原因があるとすると、彼らに自己責任はどこまであるのか。なかなか難しい問題だ。ただ、民間がボランティアで福祉を行うようになると、保護費を無駄に使う人はあまり助けてもらえなくなるだろう。すると本当に保護が必要な人だけが徐々に残っていくに違いない。