リバタリアニズムを色々な角度から見る

リバタリアニズムと言っても内部では様々な立場がある。無政府資本主義、最小国家古典的自由主義と分けるのはわかりやすい。LJP内部でも、社会制度としてどの立場が安定的かという議論がある。例えば、蔵さんは哲学的あるいは帰結主義的には無政府が良いだろうと考えているが、進化論的な立場から考察した人間の思考パターンではまだ無政府資本主義は受け入れられにくいと考えているようだ。
あまり議論されないが、無政府資本主義以外の立場は嫌々ながらも税を肯定せざるを得ないはずだ。ならば、肯定するときのロジック、徴税方法、税率等を考察していかなければならないだろう。税を肯定するということは、何らかの「公平」な基準を設けなければならないはずであり、そこも明らかにしなくてはならない。
税を批判するのがリバタリアニズムの常だが、どのように肯定的な議論が構成されるだろうか。