無文字社会と推論

参考文献 ゲアリー・マーカス著 「脳はあり合わせの材料から生まれた」より

人間が明示的な論理に基づく推論ができるのは、生まれつきではなくそれが学習できるほど賢いから。
無文字社会の人々はおおむね、三段論法に関する質問に対して自分がすでに知っていることに基づいて答え、質問者が問おうとしている抽象的な理解できない様子だった。

これが事実なら、推論を技術として身につけた場合と身に付けていない場合の差は非常に大きいと思われる。時間選好はかなり論理的な思考能力で変化すると思う。ならば、時間選好も遺伝的な影響以外に学習で変化する部分があるのかも。

関連リンク
言語の力・文字の力・ミームの力
時間選好論1
時間選好論2