文化規範と私的空間

文化規範*1は国によっても人によっても多少違うだろうし、内容によっては大きく違うかもしれない。
リバタリアニズムの世界では文化規範はどうなるのだろうか。
例えば、電車の中で騒ぐような行為はどうなるのか。
これはその電車を管理しているものが決定するべきである。あまりに騒がしかったり迷惑をかける酔っぱらいが多いようだとそれを管理するための人間を配置することだろう。逆にあまりに堅苦しいと規制を緩めることだろう。
このやり方がいいのは、そのときの利用者の要求によって規範が変わりうることである。例えば、テロが起こった後なら警備員が不審な行動を監視することもできる。痴漢が多い電車も同様だ。また、酔っぱらいは別料金で案内される車両でくつろぎ、目的地でちゃんとおろしてくれるようなサービスも出てくるかもしれない。
マナーといった個人間で衝突しがちな価値観も市場ならうまく処理してくれるのである。

*1:ここではマナーなどを想定してほしい