svnseeds'氏の宿題

2005年10月12日のエントリー財政問題に関して、いろいろな切り口を提示してくれている。
最近いろいろな本を読んだことを整理するのにちょうど良いかも。郵政問題も財政と深く絡んでいるし。それにしても、選挙が終わったら郵政も全然取り上げられなくなった。いかにも日本のマスコミらしい。
さて、手を付けた一つ目の「財政問題を家計や企業会計と同列で語るのはやめましょうよ」について。
これは少しわかる。まず、家計は個人レベルの収支だから、時間とともに「収入がなくなる時」が来る。一番最後は家計の主な収入を担う人間が死んだ時。国家にはそのようなときはこない。だから個人レベルの借金と国債を一緒にしてはいけない。また、個人は死ななくても収入がなくなる時は来る可能性があるが、国家の場合、税金を強制的に取り立てる権利があるので、その可能性はない。じゃあ、企業は法人、つまり法律上の人格だから死ぬことはない、これはどう考えるのだと自分でつっこむとまだわかっていない。
ただ、国債問題で、経済成長を考えに入れても借金が増え続ける状態は良くない。これは、家計の「返済能力を超えて借金してしまった状態」と考えてもいいとは思う。
後の宿題は検討中。