個人主義に至る過程としての地方分権

KightLibertyさんのブログに掲載された越後和典の地方分権論。もっともと思う。政府を認めるかという議論はここでは保留にして考えてみる*1。少なくとも税は我々が払ったものであるから、払った人間のためになるように使われるべきだ。ぶれが少なくなるためには、小規模な地域で税を集め、そこで使うしかないと思う。
例えば、揮発油税は道路の整備に使うということになっている。当税、揮発油税の納税が多いところは道路の使用も多いはずで、そこに使うのはまだ正当化しやすいだろう。なぜ分配されるのか?もっとも、道路の補修などを考えると、民営化する方がずっと合理的だとは思うが…。
現在国が行っている仕事のほとんどを自治体が行うようになり、裁量も取り戻せば、様々なサービスを競うようになるだろう。そうすれば現在よりはかなり暮らしやすい世の中になるはずだ。

*1:越後の議論はもっと先まで進む